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- ヴィベケ・リーセについて
もっと犬を知ろう。
もっと幸せに犬と暮らそう。
「飼う」から「暮らす」へ
動物福祉先進国デンマークのトップトレーナーであり、動物の行動分析家として世界的権威であるヴィベケ・リーセ。2013年から毎年来日し、ヴィベケ流「犬学」の特別講義やデモンストレーション付きのワークショップを開催してきました。
ヴィベケの驚異の観察眼を駆使した行動分析とトレーニングに触れれば、犬を理解し、犬との共生文化を築く新たな足掛かりを確実につかむことができるでしょう。
ヴィベケ・リーセってどんな人?
動物行動学のスペシャリストです。特に「犬を読む力」「犬を観察する力」は類まれです。
ヴィベケの約40年にわたる様々な動物との出会いと研究で培われた「犬を読む力」、その「観察眼の鋭さ」、「素早さ」、「正確さ」は他に例をみません。デンマークの動物園に勤務し、トラ・ライオンの飼育員として教育を受けたのが始まりです。
その後、動物行動学者ロジャー・アプランテス、アメリカのボブ・ベイリーのもとで学習心理の理論習得と実践を学びました。
さらに、アメリカと北欧で犬の祖先であるオオカミの研究を続け教鞭をとる中で、「ウルフ・レディ」と呼ばれるまでになりました。この時代の研究がヴィべケ理論の基礎を築き上げています。



経験だけでなく科学と学問に基づいたコンサルティングを主に行っています。
1996年、デンマークに動物行動クリニック「北ユトランド動物行動クリニック」を開院しました。経験だけでなく科学と学問に基づいたコンサルティングを主に行っています。当時のデンマークではコンサルタントが女性であるということが大変斬新で、画期的なものでした。このクリニックでは、主に問題犬のコンサルテーションを行い、デンマーク政府公認の介助犬の育成事業にも携わっています。また、犬だけに留まらず、動物園の飼育員の教育から、移動動物園の動物トレーナー等、活動は多岐にわたっています。最近は、メディアからの依頼も増え、デンマークの国営放送にコメンテーターとして出演しています。
デンマーク政府公認のセラピードッグ育成者として活躍しています。
ヴィベケ・リーセのセラピードッグプログラムは、原則としてセラピードッグとハンドラーをユニットとして一緒に育成を行います。
政府公認のセラピードッグ育成者であるヴィベケ・リーセのところでは、学校で子供たちが文字を理解し本を楽しく読めるようになる手伝いをする「読書サポート犬」(リーディングドッグ)の育成、また、病院や歯科医院で子供たちが痛みを伴う困難な治療をよりストレスなく受けられるようサポートする「メディカルサポート犬」など、レベルの高いサポートを提供する犬とハンドラーを教育しています。
デンマークでは実際にヴィベケ認定のサポート犬が学校で授業に参加したり、病院の診察室に同席したりすることが認められています。さらに、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い日常生活を送るために犬のサポートが必要とされる方のためには、そのニーズに合わせた犬とのトレーニングも行っています。外出が困難な患者さんに付き添って一緒にバスに乗って買い物に行ったり、映画館に出かけたりもします。
現在デンマーク政府からの要請によりイラク、アフガニスタンなどの戦闘で心に傷を負って帰国したデンマーク兵の治療も犬と共に行っています。
サポートを提供する犬とハンドラーは「ユニット」と呼ばれ、文字通り一心同体となって活動しています。認定を受けたハンドラーと犬は、それぞれ自分のIDカードを携帯しています。



ヴィベケの目的は
犬を「訓練」するのではなく、
犬に人と「共生」する術を
伝えることです。
ヴィベケ理論とは?
犬と人とは種の異なる動物。犬という動物を知ることで、私たち人間は犬を正しく扱うことができるようになります。
まず、犬を知り、理解することから始めましょう。理解すれば、彼らは今の何倍も私たちに信頼をよせてくれるようになります。
お互いの理解があるから愛が生まれる。それがヴィベケの信念です。
2016年、日本において待望の体系的なヴィベケ流トレーニング理論を教える
「RPTM Japan 認定コース」の連続講義がスタートしました!
『RPTM』とはReese Preventive Training Methodの略で、動物行動学の世界的権威であるヴィベケが、動物たちへの長いトレーニング経験を基に築きあげたオリジナルのトレーニング手法です。
日本独自のものとして考案された「RPTM Japan 認定コース」のセミナーを受講し全プログラムを修了することで、一般の飼い主を対象にヴィベケ理論に基づくトレーニングを指導することが認められます。
プロフィール
ヴィベケ・リーセ
Vibeke Sch.Reese
デンマーク人・女性。1963年デンマーク・オールボーに生まれる。世界の第一線で活躍している動物行動学(メインは犬)のスペシャリスト。
高校卒業後、オールボー動物園に4年間勤務。主に大型肉食獣の担当飼育係を経て、動物行動学者ロジャー・アプランテス、動物行動学協会にて教育を受ける。結婚後、アメリカに出向き、狼の行動について独学。スウェーデン、ノルウェーで狼の行動について教鞭をとる。その後、オペラント条件付けに基づいた動物訓練者で世界的に有名なアメリカのボブ・ベイリーのもとで、学習心理の理論習得と実践について修行。2014年まで半家畜化したギンギツネを二頭飼い、犬との行動の違いを観察。現在のパートナーはホワイトスイスシェパードのインディ(♂)。
日本では2011年から、犬の仕草(ボディーランゲージ)についての解説本を5冊、DVDブックを1冊出版。また、2013年から毎年、トレーナー、獣医師、看護師、トリマー、動物専門学校生徒、一般の飼い主などに向けてのセミナーを全国で開催している。
【公式YouTubeチャンネル】
- 「ドッグトレーナーに必要な深読み・先読みテクニック」
- 「ドッグトレーナーに必要な犬に信頼されるテクニック」
- 「ドッグトレーナーに必要な複数の犬を同時に扱うテクニック」
- 「ドッグトレーナーに必要な子犬レッスンテクニック」
- 「犬語会話帖」
- 「DVDBOOK 犬はしぐさで会話する(1)」